2015/08/18


今週は2回も東大寺に行ってきました。
1回目は前職のボスが奈良に来られたため、その案内として、2回目は息子を連れて。

東大寺は8世紀に仏教による鎮護国家をめざすために聖武天皇によって造られ、
当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の中心となる総国分寺と位置づけられたお寺です。
高さが約15メートルもある「奈良の大仏さま」で有名です。


ちなみに他の大仏はというと。
千葉・鋸山の日本寺の大仏は31m
岐阜・正法寺の大仏は13.63m
鎌倉・高徳院の大仏は11.35m
なんだそうです。

当時は政変、凶作、飢饉、疫病の流行、大地震などが頻発し、社会が不安定で
あったため、聖武天皇は仏教によって国家を治めようとしました。
745年に造立が開始され、7年後の752年に大仏開眼供養が行われました。
大仏造立はなんと国民の約半数が動員された(!)、国家をあげての大事業だったようです。

●大仏殿
2回の戦(1180年、1567年)により、東大寺の大半が焼失。
大仏殿は江戸時代に修理が行われ、1709年に完成。
現存する大仏殿の姿は1709年当時のもの。
この大仏殿は世界最大の木造建築といわれていますが、
現存する大仏殿の幅は57メートルで、オリジナルのものの2/3ほどの長さに縮小されています。
創建当時は幅が86メートルもあったということですから、相当なスケールのものだったようです。


ちなみに大仏殿の北東部(鬼門)にある柱には四角い穴があります。
これは大仏の鼻の穴と同じ大きさで、ここをくぐり抜けると、
無病息災のご利益があるといわれています。
東大寺に行かれた際は、ぜひお試しを!


●金剛力士立像
南大門に安置されている8.5メートルほどの高さの金剛力士立像は、
1203年に運慶と快慶が十数人の弟子を率いて、わずか69日間という期間でつくりました。
いずれも約3000ピースもの部材でつくられたものだそうですが、そんなにたくさんのパーツを
組み合わせてつくったもにには、見えません。。。



今回、初めて、ご朱印をいただきました。「大華厳寺」を描かれています。



地元にいると、あまり寺社等を訪れることはないのですが、
こうした古い建造物や仏像の歴史やバックグラウンドを聞くと、
「すごいなー」と思うことがたくさん。


ご朱印帳も入手したことだし、色々なお寺を訪問してみたいものです。


*住所
630-8587 奈良市雑司町506-1

*電話:0742-22-5511

*アクセス
(1)徒歩: 近鉄奈良駅より徒歩約25分
      JR奈良駅より徒歩40分

(2)バス: 近鉄奈良駅・JR奈良駅より、市内循環バス(外回り)に乗り
      「大仏殿・春日大社前」で下車



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