先日、奈良市内にある垂仁天皇陵に行ってきました。
垂仁天皇は第11代の天皇で、在位期間はBC29年~AC70年と言われており、 (詳細は定かではありませんが)とても昔の天皇だということが分かります。
この垂仁天皇陵のお濠の中に小さな島が浮かんでいるのですが、これは天皇の従士・田道間守(たじまもり)のお墓なのです。
なぜ、天皇の墓とよりそうように従士の墓があるかというと。。。
これが素敵なお話なのです。
垂仁天皇は常世の国(とこよのくに)に、不老不死の果実・非時の香菓(ときじくのかぐのみ=みかん)があると聞き、田道間守にそれを探しだし、持ち帰るように命じたのでした。
常世の国がどこかも不明な中、田道間守は出発。
苦難の末に、ようやく常世の国に到着し、非時の香菓を見つけ出すことができたそうです。そして、また長い時間をかけ、日本に戻りついた頃には、10年もの時が経ち、垂仁天皇はすでに崩御されていたとのことです。
田道間守は悲しみにくれ、亡くなったのちは、垂仁天皇陵の傍らに葬られたそうです。そして、垂仁天皇陵には田道間守が持ち帰ったとされる非時の香菓が植えられているそうです。
そんなこんなで、この地はみかんの発祥地として、崇められ、
全国各地のみかん農家の方がお参りにこられるほどだそうです。
意外やいがい、みかんのルーツは奈良であったというお話です。
ついでに、この垂仁天皇陵の近くには秋篠川サイクリングロードがあり、垂仁天皇陵~唐招提寺~薬師寺と、みどころ満載です。
ぜひ、自転車で古都奈良の自然を感じながら疾走してほしいなと思います。
*Adress
〒630-8023 奈良県奈良市 尼辻西町
*Access
近鉄橿原線「尼ヶ辻駅」を下車、徒歩10分
近鉄橿原線「尼ヶ辻駅」を下車、徒歩10分
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